こんにちは。しゅふまるこです。
春休みを前に1つ決断をしなければならないことがあります。
それは、長男のピアノのことです。
ここ数カ月、ピアノの練習の様子を見ていましたが彼の中でも今までとは違う何かが生まれたようです。
ようやく「ピアノをやめる」という決断ができそうなのです。
- 長男がピアノを始めたのは小学校1年生
- トロンボーンを始めてから両立が難しくなってきた。
- 練習しないまま、レッスンをうけるようになってしまった。
- 長男はわかりやすい男。好きな事しかやらない。
- 本人が「練習ができない」ほどモチベーションが下がった時がピアノのやめ時
- ※追記
長男がピアノを始めたのは小学校1年生
長男がピアノを始めたのは小学校1年生の時です。
最初は家の近くのヤマハ音楽教室に通わせたいと思い、幼稚園年中の時に親子でグループレッスンの体験レッスンに行きました。
しかし長男は、グループレッスンでは全然先生のレッスンを受ける事ができませんでした。
知らないお友達と歌ったり踊ったり・・・
そういう事がとても恥ずかしかったのだと思います。
頑なに動かない長男をみて、グループレッスンはやめようと思いました。
それから長男にピアノを習わせる事はしばらく考えていませんでした。
そして、2年後に2つ下の妹がピアノを習うことになりました。
先生は、私の姉です。
姉はピアノの先生です。
どうせ姉の家に習いに行くならば、という事で、長男も一緒に習わせる事にしてみました。
長男はこの時自分から「ピアノを習いたい」と言ったわけではありませんが、嫌がる事はなくちゃんと練習していました。
トロンボーンを始めてから両立が難しくなってきた。
長男は小学校5年生になってからオーケストラの楽団に入り、トロンボーンを習い始めました。
楽器を2つ習う事は想像以上に大変で、この頃から「2つ両立できるのか」という事が課題となってきました。
でも、ピアノも難しい曲が弾けるようになってきて一番楽しい時期でした。
ピアノの練習量は減っていましたが、「練習をしない」という事はありませんでした。
自らちゃんと練習していました。
そして6年生になり、トロンボーンのほうも上達してきて練習量が増えてきました。
そのころからピアノの練習量は少なくなってしまい、「両立は難しいんじゃないか」という話を親子でするようになりました。
しかし、
「ピアノの練習をしないんだったら習うのをやめてしまいなさい!!」
と私がいうと
「絶対に嫌だ!!絶対にやめない!!」
と長男は言い返してきました。
それに、「11月の発表会には絶対に出たい」という事でそれまでは何とか練習を続けていました。
そして6年生の11月の発表会は無事に終了。
ある程度難しい曲でしたが、彼なりに頑張って発表会でミス無く弾く事ができました。
練習しないまま、レッスンをうけるようになってしまった。
その発表会が終わってから、彼は全くピアノの練習をしなくなりました。
燃え尽きたのでしょうか。
練習しないまま先生のレッスンを受けるようになってきたのです。
今までは、次のレッスンまでには「ある程度形にしないといけない」と思って最低限の練習は出来ていたのに、それが出来なくなってきました。
「最低限の練習」ができるのであれば、本人が続けたい限り出来るところまで習わせようかなと思っていましたが、どうやらその練習が出来なくなってきたようです。
防音室に入っても練習するのはトロンボーンばかり。
ピアノの前に座る事が出来なくなってきたようなのです。
長男はわかりやすい男。好きな事しかやらない。
長男は非常にわかりやすい性格です。
「絶対にやめない!!」と言い返してきていた時は本人も「ピアノをやりたい、やれる」と思っていたんだと思います。
でも、練習しないままレッスンを受けるようになってもう4カ月。
自分でも「練習ができない」とわかってきたようです。
時間がないからではありません。
やはりトロンボーンをやりたいので防音室に入るとピアノの練習よりもトロンボーンの練習をしたくなるからなのだと思います。
昨日、またピアノのレッスンの後で姉に「長男が練習をしてこないのでレッスンできないよ」と言われました。
私が長男に「こんなに練習しないんだったらやめた方がいい。もう何か月もこの状態だよ」
と話をすると長男は
「絶対にやめない!!」と言い返してこないではありませんか・・・
今までは確実に言い返してきたのに言い返してこなくなったんです。
話を聞いてみると、やはり「自分の中でピアノに対する情熱が冷めてきた」というような事を言っていました。
ピアノに冷めたというよりは、トロンボーンの方が好きなので音楽室に入った時ピアノに触る気にはなれなくなったという事なのだと思います。
身をもって「ピアノの練習が出来ない」事を悟ったように思います。
だから
「絶対に続ける!!」
といういつもの言葉が出てこなくなったのだと思います。
考えてみると、他の習い事をやめる時もそうでした。
本当にやりたい時は「絶対にやめない!!」って言い返してくるんですよね。
でも、「これは俺、本当にやめた方がいいな」と本人が思った時、言い返してこなくなるんです。
今回もその時が来たように思いました。
本人が「練習ができない」ほどモチベーションが下がった時がピアノのやめ時
ピアノはレッスン時だけ、先生から習えばよいというような習い事ではありません。
毎日の自主練習があっての上でのレッスンです。
ですから
練習が出来ないと思った時がピアノのやめ時かなと思います。
好きだったり、まだまだ上達したいと思っている時は練習できるのです。
それが出来なくなったという事はある程度ピアノに対する情熱がさめてしまったという
事だと思います。
モチベーションが下がったと言ってもよいのかもしれません。
残念ですが、本人が納得して辞めるのならそれで仕方ないと思っています。
ピアノが嫌いでやめた訳ではないので、またいつか始めたいと思ったら習えばよい。
中学生になって様子をみてからピアノを続けられるかどうか考えるつもりでしたがその前に決断することになりそうです。
中学校入学前に習い事の見直しができて良かったのかなと思っています。
※追記
この記事を書いた後、長男は先生に「3月でピアノを辞めさせてください」
と言いました。
そして辞めました。
しかし1年後の中学校1年生の3月に長男は突然、「もう一度ピアノを習いたい」と言い出しました。
理由は、「高校受験で音楽学科を受験したいから」です。
中学校に入学してやる気スイッチが入り、将来について彼なりに真剣に考えた結果です。
そして、目標が決まったらまたやる気が出てきたようなのです。
そのときの記事はこちらです。
音楽学科を受験するにはピアノもある程度弾けなければ なりません。
今はピアノを習っているお陰で「楽譜を読むのが速い」とか、「自分が合唱祭の指揮をする時にピアノ伴奏の気持ちがわかる」などピアノを続ける事のメリットも感じているようです。
色々ありましたが、小6の時は1度やめて良かったと思っています。
あの時は本当にピアノに触る事ができませんでしたから・・・
今は部活とオーケストラで毎日トロンボーンを吹いているからなのか、家ではピアノの練習の時間が増えました。
そういえば私の姉も、中学時代3年間は部活とピアノの両立が難しく、ピアノを辞めました。
しかし姉は再び高校生になってからピアノを習い始めました。
それから音大を受験し、ピアノの先生になりました。
長男と姉の経験を間近でみて、「辞めたいときは1度辞めてみる」という事もありだと思いました。