娘が中学3年生の時、初めて学校の側弯症検査で精密検査と言われました。
夏休みに地元の大学病院に行って、レントゲン検査をしたところ、
「背骨の弯曲が40度を超えているため、高校生になったら即手術だね。」
と言われました。
私も娘も言葉が出ないほどのショックをうけました。
家に帰ってネットで側弯症の手術写真をみると、怖くて恐ろしくて、、、
なんとか手術しないで良くなる方法はないものかと考えました。
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一冊の本との出会い
そして、何かよい方法はないものかと思っている時に一冊の本に出会いました。
こちら
この本には側弯症の進行がすすまないようにする為の方法がいくつか書かれています。
主に体操と木型を使った治療、さらにコルセットの着用ですが、
真剣に治療に取り組んだ結果、手術回避となった例もあると書かれていました。
この本を読んで、すぐにでも先生のところに行って娘の側弯症の相談をしたかったのですが、当時娘が受験生だったのでとりあえず体操だけ始めてみて、受験が終わったらこの本に載っている治療院に行ってみようという事になりました。
体操を始めたのは中３の8月半ばのことです。
娘は受験勉強をしながら体操を続けました。
けっこうハードな体操が何種類もあります。
最初は1時間くらいかかってましたが、今では30分でできるようになりました。
体操を見ていて、これは効果があるのではないかと思いました。
背骨周りの筋肉にかなり刺激を与えてくれます。
曲がっている背骨周りの筋肉をほぐしてくれている感じがしました。
そして筋肉がついていない所に筋肉をつけていくかんじです。
治療院で体操をみてもらう
そして受験が終わり、3月半ばに都内の治療院に行ってきました。
先生に今の娘の現状をお話しして、体操を見てもらってきました。
体操は細かいところがちゃんと出来ておらず、修正箇所を教えていただきました。
本を読んだだけではわからなかったので、ちゃんと見ていただいて良かったです。
この体操を朝晩2回するように言われました。
そしてさらに木型治療を勧められました。
木型治療は本にも載っていたので、最初から木型を購入するつもりでいました。
ネットで中古で安く売ってるのも知ってましたが、先生の指導の下で買いたかったので治療院から買うことにしました。
これを使った治療を１日１時間するように言われました。
木型を使って曲がった箇所にアプローチするのですが、最初は結構痛そうでした。
だんだん慣れてくるようで、今では嫌がらずにやってます。
さらに先生から「病院でコルセットを作るようにお願いしてみてください」と言われました。
病院では、コルセット治療をする時期は過ぎていて、もう良くなることはないので「手術」と判断されました。
なのでコルセットを作ってくれるかどうかわからなかったのですが、地元に帰ったら病院で頼んでみることにしようと思いました。
もし作ってくれなかった場合は治療院で作ってくれると言われました。
その場合、4日間かかると言われました。
さすがに4日も学校休めないし、宿泊費もバカになりません。
なんとか地元の大学病院で作ってもらいたいと思いました。
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地元の大学病院で
翌日は大学病院の定期検査の日でした。
レントゲンを撮って診察してもらいます。
どうか進行してませんように・・・
と思っていると、先生から
「45度だね」
と言われました。
そして
「角度は大きくなってないようですね、まぁおいおいで良いので手術を考えていきましょう」
と言われました。
あれ？
夏の検診の時は「来年の夏休みあたりに手術しましょう」
と言われたはずなのにな。
やっぱり体操のおかげなのでしょうか。
少しは良くなってきたという事なのでしょうか。
すぐに手術とは言われなかったのです。
そういえば夏の時は曲がりが2か所あるS字の側弯症と言われたのですが、今回は曲がりは1か所しかないと言われました。
え～・・・
前のレントゲン写真、スマホで撮っておけばよかったです💦
（今回はしっかり撮りました）
という事で「しばらく経過観察」と言われ、診察は終わりました。
そこで私が
「コルセットを作っていただけないでしょうか？」
と切り出したところ、すんなり
「いいですよ」
と言っていただけました。
良かった～
「今更コルセットなんて必要ないですよ」と言われたらどうしようかと思いました。
わりと柔軟な考えの先生で、「希望する方には作ることにしています」と言われました。
ちなみに病院側は、「コルセットをしたところで進行をとめることは出来ても良くはならない」という考えなのだと思います。
娘のように、ある程度成長期が過ぎてからやっても意味がないという事なのでしょう。
それに対して東京の治療院のほうは、コルセットや木型で骨の曲がりを改善し、適正な箇所に体操で筋肉をつけていく。という方法なのだと思います。
ようやくここまできました
去年の夏からどのように側弯症と向き合って行けばよいかと親子で模索しました。
とりあえず、高校3年生まではまだ成長期で骨が動く時期なので、良くなるように１日体操1時間と木型治療を1時間続けていこうと思います。
しっかりやった次の日の朝は身長が２～３センチ伸びています。
これにコルセットをプラスすればもっと背骨が真っすぐになるかもしれません。
希望を捨てないでまずは1年間、親子でがんばろうと思います。
手術するとなると、高校2年生の夏だと思うので、それまでに目に見える効果が出ることを期待したいと思います。
娘もがんばると言っています！
先週コルセットもできました。
そのお話は次回書くことにしますね！
