しゅふまるこ

子どもが3人おります。子育てをとおして毎日の小さな気付きを書いていてます。

NHKいじめをノックアウトスペシャル「スクールカースト」のまとめと感想。


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こんにちは。しゅふまるこです。

土曜日にNHK教育スクールカーストについて特集をしていたのでメモをとりました。

今まで「スクールカースト」という言葉を聞いたことはありましたが、あまり身近には感じていませんでした。

しかし、長男が中学生になり長女も小学校6年生にもなると、何となくそれっぽいことがクラスで起きているなぁと感じます。

学校でどんな事が起きているのかよくわかる特集でした。

 

 

 

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スクールカーストとは「教室の生徒がグループでかたまり序列を作る事」です。

4月は新入学やクラス替えの季節です。

 


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新しいクラスになると、自己紹介やお弁当の時間、休み時間の過ごし方で何となく序列ができてくるそうです。

主に


ノリが良く友達が多い。コミュニケーション能力が高く顔面偏差値が高い人が上位層。
上位層と仲が良い人が中間層。
ノリが悪く友達が少ない人が下位層。

 

という風に別れるそうです。

 

以下、番組内での意見をまとめました。

 

ラインで下位層の子の質問に対して返信すると仲間だと思われるから返信しない。

上の人は下の人達とは基本的にかかわりたくない。

上の人達とため口をきけない。

上の人達が気に入らない事があった場合、SNSで一斉攻撃される。

下の人達はグループLINEに入れてもらえない

今時の上の人は恋愛偏差値が高い。

 

上の素質とは何か?

才能がある

ハキハキ発表できる。

笑顔を絶やさない。

何をしても目立つ。

 

たかみなさん: ポジションを意識しなければならないのは辛いですよね。

 

スクールカーストはどうやってできるのか

 


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そもそもスクールカーストはどうやってできるのか。

入学式初日のお弁当や給食の時間、率先して動ける人は上位層になりがち。

 その後トラブルが起こったときに 出しゃばっちゃう子、やらかす子を上が叩く。(悪口を言う)

こんな事が積み重なって、4月から5月にかけて夏休み前にはスクールカーストができあがる。

 

スクールカーストっていつどんなきっかけで出来る?

 

スクールカーストっていつどんなきっかけで出来るの?

4月の自己紹介が勝負。

その時にいかに堂々と話せるかが大切。

子供達は「あの子と一緒に居てどう見られるか」を基準に友達を選ぶ。

おどおどもじもじしてる子はそういう子でまとまってお弁当を食べるようになる。

 

中間層の人の意見

自己紹介では小ウケを狙う。やりすぎない。滑らないのがポイント。

小学校でカーストがあったら中学校でももう始まっている事が多い。

 

 学校行事でカーストが決まる事も多い。

学校行事で活躍する人、仕切る人は上位層。

 

たかみな:カーストの位置によって学校生活が楽しいか楽しくないかが決まるんですね・・・

 

異性や恋愛のことでカーストの位置が変わることがあるのか?

 

下の子はSNSで彼氏が出来た時に上の子と仲良くなった事があった。

でもそれは一瞬仲良くなるだけ。

上の子に口を挟んだら一気に落とされた。

 

どうしたらスクールカーストをなくせるか

 

一番上ができるきっかけは中間層が上を押し上げているから。

中間層は上の人を作ったり下の人を作ったりして無意識的に自分が上に行くために下を作る。

 

中間層が下をつくる

中間層にとってスクールカーストは必要。(楽だから)

うなずいていれば良いから。

 

上の人が下の人と仲良くなればいいのではないか?

しかし上は自分達だけ楽しければそれで良い。

 

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★メールによる視聴者の意見

 

スマホがある限りスクールカーストはなくならない。

カーストは人間の本能的な行動だから仕方ない。

自分が上っていう感覚がなくならないと無理だと思う。

中間層が氾濫をおこせばなくなるのではないか?

 

★番組の子供達の意見

 

番組出演の子供達の意見は「全員スクールカーストはなくせないと思う。」

下位層の意見:中間層が上に媚びるので、それがなくならないとカーストはなくならない。

下になった時点で損でしかない。自由を奪われる。それは中間層のせいだ。

 

中間層の意見:中間層は影響力が無い存在。

いてもいなくても変わらない存在。

上が仕切ってくれないと困る。カオスの状態。

氾濫を起こす気にはならない。

 

上位層の意見:猿山にだって階層があるのに社会の縮図である人間社会であるのは当たり前。カーストはなくせない。

学校の先生達でカーストの研修をしてほしい。(先生同士で話し合う事ができればよい)

 

★専門家の意見

 

子供達はカーストに違和感をもっている。

違和感を外に発信するべき。

先生もそれを感じている。

子供にとっても生徒にとっても違和感があるのでいずれはなくなる。

学校の仕組みを変えることでカーストはなくせる。

 

 リーダーを育てるのではなく、リーダーシップを育てるというふうになっていかなくてはならない。

カーストがあっても上手くいく。

 

いじめやいじりというネガティブな感情を取り除いていけば良い。

学校の仕組みがおかしい。今の学校の制度はカーストを作りやすい状況。

学校の仕組みを変えられないならばカーストはなくせないが、仕組みを変えられるならなくせることはできる。視点を変えることにより解決策はある。

 

★先生の態度についての意見(ハナシティというサイト)

 

勉強が出来て、体育会の部活も頑張っている生徒は先生にとって都合がいいので、先生もその生徒をリーダーとして学級を運営してしまっている。

 

先生が上の人達を笑わせるために、下の人をいじる。

みんな自分がいじられないか怖がりながら笑っている。

先生はそれが生徒にウケたと思っていじり続ける。

そういうところからもスクールカーストができるのを感じる。

 

★先生の意見

 

きれい事抜きで言うと、先生もカーストを利用している。

学力・クラスをまとめる生徒を均等に配分しています。悪いと言われたら何も出来ない。

 

カーストの空気を変えたいと思い、教師になりましたがそんな考えは理想なのかも知れないと思い始めている。

 

スクールカーストをなくすのであれば少人数制にしないと無理。

1人で40人を見るのは無理。

 

たかみな:先生の教室を作る大変さはわかるが今、現状を分かっている状態でスクールカーストを利用してしまうのはどうなのかなと思ってしまう。

 

★子供達が先生をどう思っているか

 

先生の中でもスクールカーストがあるのだから子供も大人も関係ない。

いじめるのは生徒で見て見ぬ振りをするのはほとんど先生。

 

たかみな:全ての先生が密に子供達と向き合ってくれるかというとそれは無理だと思うので、ほかの所も細かく観るのは難しいのではないかと思う。

 

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話し合いの最後に出てきた意見

 

 層をピラミッドではなく円として考える。
上の子が円の中心にいてクラスをまとめるようにすればよい。

子供達に第三の居場所をつくる事が大切。

第三の居場所があれば学校で何を言われても気にしないで居られる。

学校だけじゃない、家庭だけじゃない第三の場所が必要。

それはインターネットだったり、ゲームの世界だったりする。

1人は怖くない。自分に価値を見出してがんばってほしい。

スクールカーストはなくせないけど出て行ける。

第三の場所がもっと増えれば良い。

第三の居場所は今、学校に独占されている(部活動など)

 

逃げとか負けとか思ってしまう状況はよくない。

学校は社会の縮図ではなくて一部でしかない(しかも特殊なルールで)

学校で上手く行けないからって外で上手くやれないわけがない

そういう価値観が広まることがとても大切。

 

番組の感想

 

スクールカーストについて非常にわかりやすく解説してくれている特集でした。

正直、上とか下とか凄く嫌だなと思いました。しかし、一方でクラスをまとめる人がいなければ学校は成り立ちませんよね。

我が家の子供達の話を聞くと、それっぽい事は身近で起こっているなぁと感じます。

私個人の意見としては、「悪口を言う人」が上位層にならなければクラスでカーストがあっても良い感じでまとまっていくのではないかと思うのですが・・・

しかし、悪口を言う人って威圧感があるのでどうしても上位層になりがちですよね・・・

 

中間層のあり方でカーストが変わっていきそうだなとも感じました。

 

「顔面偏差値」とか「恋愛偏差値」とかそんな言葉がある事にもびっくりしました。

うちの子はSNSをやってませんが、グループLINEをやり始める時は特に注意して見てあげなければいけないなと感じました。

 

また、最後の意見である「第三の場所が必要」という意見には私も賛成です。

実際うちの長男も第三の場所に凄く助けられているなと思うからです。

家庭と学校の他にもう一つの居場所があると、学校で嫌な事があっても「ここは自分の居場所じゃないから」という気持ちで乗り越えられる事もあると思います。

 

我が家の子供達は現在中2・小6・小3です。

これからもっと難しい時期に入っていくと思います。

少しでも人間関係で悩まぬよう、学生生活を送れるようにアドバイス出来る事はしてあげたいと感じています。

 

最後までお読みくださりありがとうございました。

また、遊びにきて下さいね😊