しゅふまるこ

子どもが3人おります。子育てをとおして毎日の小さな気付きを書いていてます。

何とか【やり遂げる】ことができました。


f:id:syufumaruko:20200923092814j:image

長男が小学校6年生の時の話です。

小学校卒業間際に習い事の先生からこんなメールがきました。

 

「息子さんが通う中学校吹奏楽部はとても忙しく、大会もこちらの楽団の演奏会と日程がほとんど重なってしまうので両立は難しいと思われます。どちらにするか今すぐに決められない場合は部活の先生に許可をもらい、6月くらいまで両立してみてください。7月以降は練習日が重なってくるのでその前に部活と楽団のどちらにするか決断してください。」

 

このメールを読んだ時、私は小学校でPTA本部の仕事をしていました。

凄くショックで役員の皆に話を聞いてもらった事を思い出します。

「部活も楽団も両方やりたい」という長男の希望が叶わないのかと思い、どうしたものかと途方に暮れたんですよね。。

 

そして決断できないまま4月になり、長男は中学生になりました。

部活仮入部の期間にとりあえず楽団の先生から言われた通り、吹奏楽部の先生に相談してみる事にしました。

先生や部活の皆さんに申し訳ないと思いながら、

「練習日が重なった日は楽団の方を優先させて欲しい」とお話ししました。

 

先生に何と言われるかとても不安でしたがその時の部活顧問の先生が大変理解のある先生で、このように仰って下さいました。

「中学校時代に色々な音楽に触れることはとても大切です。どうぞ両立してください。楽団と練習日が重なった時はそちらを優先して構いません。」

 

その言葉を聞いた時は本当に嬉しかったです。

親子で抱き合って喜びました。

その後楽団の先生に、「楽団の練習日を最優先させるという条件で部活と両立させて下さい」とお願いしたところ、先生は快く承諾して下さいました。

それから長男の部活と習い事を両立する日々が始まりました。

 

 スポンサーリンク

 

 

中学1年生の頃はそれほど大変ではなかった。

 

中1の秋まで長男は大会出場メンバーではありませんでした。

ですから部活と習い事の両立はそれほど大変ではなかったです。

平日は部活を休む事はありませんでしたし、土日も半分くらいは部活に行けていたように思います。

9月に3年生が引退してからは本格的に忙しくなりました。

 

ピークは2年生の時

 

一番大変だったのは2年生の夏の大会の時です。

吹奏楽の大会と、楽団の定期演奏会が重なり親も子供も目の回るような忙しさでした。

さらに去年は数年に1度の演奏会などもあり、8月9月はほぼ毎週県外に行ってました。

そんな感じで去年の夏は大変だったのですが毎週大きなホールで演奏したお陰でどんどん長男の吹く音が良くなりました。

吹奏楽の大会で負けた日の翌日に開催された楽団の定期演奏会は本当に堂々とした演奏で、子供の成長を感じる事ができました。(大会じゃなかったのでリラックスして演奏できたのでしょうね)

 

その後もアンサンブルコンテスト、クリスマスコンサート、ソロコンと続きコロナ禍になる2月まで全力で部活と習い事の両立を駆け抜けていきました。

 

 スポンサーリンク

 

 

コロナの影響で大会も定期演奏会も中止に

 

2年生の2月から3年生の5月までは新型コロナウィルスの影響で部活も楽団も活動休止となりました。

楽団の定期演奏会吹奏楽の夏の大会もなくなり、長男は目標を失ってしまいました。

そんな状態だったので勉強もやる気がでず、この期間は空白の3ヶ月となりました。

今までがあまりに忙しかったのにその全てがストップしてしまい、どう過ごして良いかわからなくなったのだと思います。

とてもじゃないですが「休みの期間を充実した時間にする」という過ごし方はできませんでした。

 

6月から再び部活と習い事を両立する日々が始まりました。

 

コロナが落ち着き、6月に学校が再開されてからは再び「吹奏楽と楽団の両立」という忙しい日々が始まりました。

さらに受験生なのでテストや模試もあります。

そんな感じでこの3ヶ月は忙しい毎日を送っていました。

楽団の方はいつもの練習に戻り定期演奏会に向けて一生懸命練習していましたが、吹奏楽の方は目標としていた大会がなくなってしまったので気持ちを盛り上げるのが大変でした。

 スポンサーリンク

 

 

定期演奏会で引退

 

そんな中で先日中学校吹奏楽部の定期演奏会が行われました。

3年生はこの演奏会で引退となります。

長男の演奏を聴きながら、1年生の時の事を思い出しました。

1年生の頃は音が小さくて長男の音がわからなかったんですよね。

それが今では客席の後ろの方の席にいても迫力ある大きな音がバンバン聴こえてきます。

演奏する立ち位置も真ん中になり、さすが3年生という感じになりました。

この2年半、色々ありましたが最後まで良くやり遂げたなと思いました。

 

素晴らしい演奏でした。

感動をありがとう!!

 

やり遂げた経験は自信につながる

 

 最初は出来るかどうか不安だった中学の部活と習い事の両立ですが、どちらも全力でやり遂げることができました。

この経験をとおして大きな自信がついたのではないでしょうか。

 

これから部活は引退し、楽団の方は受験勉強の為半年間お休みします。

終わってみれば短かったような気もしますが私としては中学時代に2つの事を両立して凄く良かったのではないかと思っています。

何より色々な音楽に触れる事ができましたし、沢山の指導者に教えてもらう事ができました。

 

部活に入って良かった事は「大会」を経験できた事です。

大会は学校の部活でなければ経験する事ができなかったです。

大会で勝つためには乗り越えなくてはならない壁が沢山あり、後輩を指導する事も良い経験になったと思います。

楽団の方は学校や学年という枠を超えて、幅広い世代の先輩方や先生達に指導して頂きました。

高校受験が終わったら長男は楽団の中でも上の方になるので後輩をしっかり指導してほしいと思います。

 

この2年半はとても大変だったと思いますが何より最後までどちらもやり抜いたことに拍手を贈りたいです。

後は受験勉強、頑張ってね!

といったところでしょうか・・・

 

 子供の成長は親の喜びです。

一生懸命練習を頑張っている子供を応援しつつ、私も倒れないようにがんばります。

 

最後までお読み下さりありがとうございました。

また遊びに来てくださいね!