こんにちは。しゅふまるこです。
我が家では、子どもに読んで欲しい本がある時はソファーの上にさりげなく本を置いておく事にしています。
親に、「この本、読みなさい」なんて言われるのは嫌かな?と思いまして・・・
本を置いておくと、子供達はだいたい読んでくれます。
最近ソファーに本を置いていなかったのですが、長男に読んで欲しい本があったので置いておく事にしました。
「自分を変えたい!」と思っている長男の為に選んだ本
テストが終わってから、中1の長男が生活面で悪循環が続いております。
彼は現在、その悪循環を断ち切る事ができないのでさらに自分に自信がなくなるという負のスパイラルに陥っています。
どういう事かと申しますと、
遊びの時間を守れない→怒られる→やる気を失う。
というパターンです。
テスト前は、「君はやる時はやれる人だから大丈夫だよ」と言って長男を認めてあげる事で彼はやる気を出してがんばっていました。
しかし、テストが終わると今度は全く勉強しなくなってしまいました。
やはり、これはちょっと黙ってはいられません。(やる気が出るまで見守ると言っていたのにね・・・)
こちらも最初から怒って言っている訳ではないのですが、彼はどんなに優しく言っても夢中になってしまうとなかなか時間を守ることができません。
結果、怒られるという事になってしまいます。
反抗期で親の言うことなんて聞きませんし、今度はどうしたものか・・・と悩んでおり
ました。
こちらも長男を叱りたくないですし、もちろん強制的に勉強させたくはありません。何とか自分から変わって欲しいのです。
そんな時、旦那と久しぶりに本屋に出掛けてこんな本を見つけました。
旦那が、「何かひっかかるかもしれないから置いておけば。」
というので、買ってみました。
こちらの本です。
この本は、齋藤孝先生が「勇気の心理学」とも呼ばれるアドラーの教えを誰でも理解できるように超訳した本です。
知っているようで知らないアドラーの思想と世の中を生き抜くヒントがつまった1冊です。
本の中身を一部ご紹介します。
p24~25
逃げずに自分の力でやり遂げる
アドラーの言葉
やるべきことがあるのに、気晴らしばかりしていては、やり遂げられない!
齋藤孝先生の解説
イヤなことをあとまわしにするのはやめよう
やるべきことが目の前にあってもやろうとせず、先延ばししていたら、どんなこともやり遂げられないとアドラーは言っているんだ。
カンタンな宿題であっても、ノートを開いて始めなければ、いつまでたっても終わらない。
物事をやり遂げるためには、何よりもまずやり始めなければならないんだ。
やり始める決心がつかないときは、「やらない自分」と「やり遂げた自分」のどっちがいいかを考えてみよう。
「やらない自分」のままだと、どんどん自分のことがきらいになってしまうんじゃないかな。「やり遂げた自分」のことは、ほこりに思うし好きになるよね。
一度でもやり遂げたら、それが自信になって、また次もできるはす。
気晴らしに逃げずにがんばってみよう。
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齋藤孝先生の解説、素晴らしいです!
子どもの心に寄り添ったあたたかい解説です。
特に良いと思ったのは、
「やらない自分」と「やり遂げた自分」のどっちがいいかを考えてみよう。「やらない自分」のままだと、どんどん自分のことがきらいになってしまうんじゃないかな。「やり遂げた自分」のことは、ほこりに思うし好きになるよね。
という所。
どうしても動き出せないとき、具体的にどのように考えれば良いのか教えてくれています。
これは、親が言うよりも齋藤先生の言葉の方が間違いなく長男の心に響くと思いました。
この本は五章で構成されています。
第一章 勇気を持ってチャレンジする人になる
第二章 「なりたい自分」へ努力する人になる
第三章 自分で決める事ができる人になる
第四章 みんなと力を合わせられる人になる
第五章 前を見て進んでいく人になる
の五つです。
見開き1ページでわかりやすく、わかりやすい言葉で書いてあるので小学校高学年で読めると思います。
さいごに
この本をソファーに置いて1週間が経ちました。
長男君、毎日読んでます・・・(笑)
自分との葛藤はあるようですが、少しずつ動くようになってきた感じがします。
勉強も、彼一人でさせるのではなく家族皆で同じ時間にリビングで勉強する事にしました。親もその時間は勉強を見たり、仕事をしたりして静かに過ごします。
そもそも、何度もこの本を読み返していると言うことは、「変わりたい」と思っているからだと思うのです。
あまりうるさく言わず、彼が自分から行動できる事を待ってあげたいと思いました。
子育ては褒めたり叱ったり見守ったり・・・
なかなか親も大変ですね~(^_^;)